カウンセリングで悩みや不安を相談したいと考えているものの、本当に意味があるのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。カウンセリングを実際に受けてみて意味がないと感じた場合、どうすれば良いのかと不安に思うこともあるかもしれません。この記事では、カウンセリングを受けて意味がないと感じる原因や、実際にそう感じたときの対処法などを詳しく紹介します。
カウンセリングが意味ないと感じるのはどんな時?
カウンセラーとの相性が合っていない場合、カウンセリングに意味がないと感じることがあります。自分が相談したい内容とカウンセラーが得意とする領域が合わない場合などには、カウンセリングの意味を実感しにくいでしょう。
カウンセラーが合わないケース以外にも、カウンセラーの質が低いことが原因で意味がないと感じることがあります。カウンセラーが不誠実だったり否定的な言葉を多用したりという場合には、悩みや不安を解消するどころか、状態が悪化するケースもあるでしょう。
また、相談者自身がカウンセリングの効果を信頼できていない場合も意味がないと感じやすいです。そのような場合に、たとえ適切にカウンセリングが行われていても無意味だと感じるかもしれません。他にも、自分の意思でカウンセリングを利用していない場合や、即効性を期待している場合なども、カウンセリングに意味がないと感じやすいでしょう。
カウンセリングを行う意味とは?
カウンセリングに意味がないと感じた場合は、改めてカウンセリングはどのような目的で行われるものなのかを把握しましょう。
1つ目のカウンセリングを行う意味は、第三者からの理解を得ることです。カウンセラーは第三者として相談者の悩みや不安に耳を傾け、肯定的に理解します。それまで抱えていた悩みや不安を他人に打ち明けられなかったり、話しても理解してもらえなかったりした人にとって「誰かに理解してもらえた」という経験ができます。そうすることで、安心感・安堵感を得られ、前向きに悩みの解消に向けて取り組むきっかけになります。
2つ目の意味は、悩みや不安の本当の原因に気づくことです。自分の言葉で悩みや不安をカウンセラーに話すことによって、自分を客観視しやすくなります。自分自身を俯瞰することで、悩みや不安のもとになっていた考え方や行動、環境などに気づくきっかけになるでしょう。
カウンセリングに意味がないと感じた場合の対処方法
上述の通り、カウンセラーと相性が良くないときや効果を信頼できていない場合、カウンセリングが意味ないと感じやすいです。それでは、カウンセリングの意味を感じられない時にはどのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、3つの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
自分に合ったカウンセリング形式を考える
一般的なカウンセリングは、カウンセリングルームでカウンセラーと直接対話します。対面で会話することによって、表情や声色などが伝わり、気持ちを伝えやすいというメリットがあります。対面のカウンセリングは、カウンセラーと直接会って相談したい人や顔を出すのに抵抗がない人に向いている形式と言えるでしょう。
対面カウンセリング以外にも、オンラインで行うカウンセリングもあります。オンラインカウンセリングには、チャットカウンセリング、メールカウンセリング、電話カウンセリング、ビデオカウンセリングの4種類があります。
チャット・メールカウンセリングは、チャットまたはメールを用いて文章のみでカウンセラーに相談できます。どちらも自宅に人がいても気軽に相談でき、対面や電話で人と話すことが苦手な人でも利用しやすいです。会話内容が残り、後から相談内容やカウンセラーとのやりとりを振り返ることができるのも特徴でしょう。また、チャットはメールよりも気軽にテンポよくやり取りできるメリットがあります。
電話カウンセリングでは、名前の通り電話でカウンセラーに相談できます。顔を合わせて話すのが苦手、文章よりも音声でやり取りしたいという人におすすめです。ただし、カウンセラーに伝わる情報は音声だけになりますので、声の強弱や話すスピード、言葉選びを工夫して気持ちを伝える必要があります。
ビデオカウンセリングでは、Web会議システムなどを使用してオンラインで顔を合わせながら対話します。対面カウンセリングに最も近い方法ですが、パソコンやソフトの設定が必要になる場合があるので、不慣れな方には利用しにくいかもしれません。
対面カウンセリングとオンラインカウンセリングはそれぞれ異なる特徴があるので、自分に合ったカウンセリング形式を選ぶことで、カウンセリングの意味を感じやすくなるでしょう。
悩みや不安に合ったカウンセラーを選ぶ
悩みや不安に合ったカウンセラーを選ぶことも大切です。カウンセラーには、それぞれ専門領域や得意分野があります。自分の悩みや不安に合ったカウンセラーを選ぶことによって、より質の高いカウンセリングを受けられる可能性が高く、効果を感じやすくなるでしょう。
カウンセリングサービスによっては、相談内容に合ったカウンセラーを紹介したり、自分の相談したいカウンセラーを選択できる場合もあります。
できるだけ本音を言う
カウンセラーに悩みや不安を伝えるときは、できるだけ本音を言うようにしましょう。本音を話すのは怖さもあるかもしれませんが、包み隠さず話すことによって、本当に解決したい悩みや不安を理解してもらいやすくなります。
悩みや不安の内容やカウンセリングのタイミングによっては、本音を話しにくいこともあるかもしれません。「話せない」「話したくない」と思ったことは無理して話す必要はなく、「話せない」現状をそのままカウンセラーに伝えると良いでしょう。カウンセラーは「話せない」ことも理解してくれるので、焦ることなく話せるようになるタイミングを待ってくれます。
自分に合った方法で有意義にカウンセリングを受けましょう
カウンセリングが意味ないと感じる要因には、カウンセラーが合っていない、カウンセリングの効果を信頼していないなどがあります。カウンセリングの意味を感じられない場合は、自分に合ったカウンセリング形式を選んだり、悩みや不安に合ったカウンセラーに相談したり、本音で話したりするのが効果的です。カウンセリングを行う意味を正しく理解して、自分に合った方法で有意義にカウンセリングを活用しましょう。
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