スクールカウンセリングとは。流れや効果について徹底解説

スクールカウンセリングとは。流れや効果について徹底解説|GARDEN

自分の子供が精神的な悩みを抱えてしまっているときには、学校での「スクールカウンセリング」を利用して悩みを解決する方法が考えられます。

この記事では、スクールカウンセリングでの相談内容や受けられるカウンセリングの内容を解説するとともに、スクールカウンセリングの効果を解説します。さらに、スクールカウンセリング以外で検討するべきカウンセリングサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

スクールカウンセリングとは

「文部科学省 第3章 スクールカウンセリング」によると、スクールカウンセリングとは、児童生徒の心理的な発達を援助する活動のことであり、「心の教育」や「生きる力を育てる」などの学校教育目標と同じ目的を持つ活動であるとされています

ここでは、スクールカウンセリングの相談内容やカウンセラーがしてくれること、流れや効果についてご説明します。

スクールカウンセリングでの相談内容

スクールカウンセリングでは、学校内での悩みや不安に限らず、学校外での家庭や地域での活動における悩みについても相談できます。

  • 家庭環境
  • 児童虐待
  • 不登校・いじめ
  • 教職員との関係
  • 暴力行為・非行・不良行為
  • 心身の健康・保健
  • 学業や進路
  • 友人関係
  • 発達障害

上記は一例ではありますが、こういった内容を相談することが可能です。また、学校に通う子供だけに限らず、親も一緒にカウンセリングを受けられることが特徴です。

スクールカウンセリングでできること

ここからは、スクールカウンセリングでできる3つのことを解説します。

  • 児童・生徒・親へのカウンセリング
  • 児童・生徒の学校生活の見学と観察
  • その他の相談内容

それぞれを順番に見ていきましょう。

児童・生徒・親へのカウンセリング

スクールカウンセリングは、児童・生徒・親からの希望で行われる場合や、教員からの希望で行われる場合があります。児童・生徒のカウンセリングでは、主に友人関係や人間関係の悩みに関するものが多い傾向にあり、他にも、家庭環境や教員との関係に関しての相談を行うこともあるようです。

保護者がスクールカウンセリングで相談する場合、子供の学校内での友人関係や問題行動に関する相談などができます。また、学校には直接伝えづらい不満などを、カウンセラー経由で学校に伝えてもらうことも可能です。

児童・生徒の学校生活の見学と観察

次に、児童・生徒が学校内で快適に生活できているかどうかをカウンセラーに確認してもらうこともできます。授業中や休み時間などに限らず、クラブ活動や委員会活動など、様々な様子を観察してくれます。

これらの学校内での様子を鑑みたうえで、その学校が児童・生徒に対して最適な環境であるかを判断します。

その他

スクールカウンセラーは、上述した児童・生徒・親へのカウンセリングの他にも、学校で働く教職員のカウンセリングなどを行っています。また、教職員や保護者向けの研修・講演、心理検査を用いた査定、ストレスチェックを用いた予防的対応なども行うことが可能です。

スクールカウンセリングの流れ

スクールカウンセリングは、多くの場合下記の流れで進められます。

  1. リレーションづくり
    カウンセラーと相談者の間に信頼関係があることが重要であるため、「話を最後まで聞こう」「相手を理解しよう」という積極的な尊重の気持ちをカウンセラーがしっかりと持ち、それを態度で表現することから信頼関係を構築していきます。
  2. 問題の解決に向けての共同作業
    相談者は、困っていることや解決したいことをカウンセラーに伝えます。カウンセラーは、相談者の主体的な解決に向けての取り組みを援助したいと思う気持ちを伝え、問題の解決に向けての共同作業に入っていきます。
  3. 事実や問題の理解を深める
    個人面接での聴取・行動観察・保護者や友人など周囲を取り巻く人達からの情報収集・心理テストを行い、事実や問題を一緒に確認して整理していきます。このような共同作業をすることで、相談者自身の自己理解が深まり、次第に問題解決に向かう気持ちが高まっていきます。
  4. 目標を明確にする
    問題の原因が明らかになっても原因を取り除けるとは限らないため、本人の肯定的な側面、うまくできていること等に焦点をあてて、カウンセラーのサポートによって将来の求める姿やゴールを明確にしていきます。理想の状態が長期的な目標である場合は、達成可能な小目標を一緒に考えていきます。
  5. 行動を支援する・環境を修正する
    カウンセラーからのサポートを受けながら、行動計画を実行してみます。また、うまくいかなかった行動は止め、新しい行動に切り替えて実施していきます。

スクールカウンセリングに効果はある?

スクールカウンセリングの効果を、文部科学省が発表している「児童生徒の教育相談の充実について―生き生きとした子どもを育てる相談体制づくり―」を参考に解説します。

まず、スクールカウンセラーを派遣した学校の暴力行為・不登校・いじめの発生状況を全国における発生状況と比較すると、いずれもスクールカウンセラーを派遣した学校の発生状況のほうが低い数値となっています。

さらに、自然災害や事件・事故等の被害にあった児童生徒に対する緊急時の心のケアなどに果たす役割や期待も極めて大きく、いじめ自殺の対応においても、スクールカウンセラーの存在は必要不可欠であったとされています。

  1. 学校外の専門家として、児童生徒と教員とは別の枠組み、人間関係で相談できるため、心を許して相談しやすい
  2. 教職員等も含めて、専門的観点からの相談ができる
  3. 相談場所が学校であるため、児童生徒、教職員、保護者が外部の専門機関に自費で相談に行かなくても、比較的平易に相談できる

スクールカウンセリングは、以上のような観点での意義・成果が認められています。

親がカウンセリングを受けることも可能

上述のように、子供だけではなく親もスクールカウンセリングを受けることが可能です。子供の学校生活における人間関係に関する相談や、家庭内での子供との関わり方における相談をすることができます。

「児童生徒の教育相談の充実について―生き生きとした子どもを育てる相談体制づくり―」でも、「スクールカウンセラーに対してあった相談等の割合」に関しては、約2割が保護者からの相談であったとされています。些細なことでも、何か相談したい悩みやカウンセリングを受けたい場合には、親も一度スクールカウンセリングを受けてみても良いでしょう。

スクールカウンセリング以外でおすすめのカウンセリングサービス

ここからは、スクールカウンセリング以外でおすすめのカウンセリングサービスを3つ紹介します。

  • GARDEN
  • KIRIHARE
  • うららか相談室

それぞれのサービスの特徴を順番に解説します。

GARDEN

GARDENは、民間資格を持ったカウンセラーに対面やビデオ形式で相談ができるカウンリングサロンです。

GARDENに在籍するカウンセラーと対話をする中で、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。

仕事やキャリア・人間関係・漠然とした不安など、あらゆる悩みに対応しているため、まずは気軽に連絡してみてはいかがでしょうか。

現役の臨床心理士によるカウンセリングが受けられる「KIRIHARE」

KIRIHAREは、独立開業している臨床心理士資格を持ったカウンセラーに相談ができるカウンセリングサービスです。ビデオやLINEを使った形式でカウンセリングを受けることができ、LINEで公式アカウントを追加することで予約できます。

また、カウンセラーは自身の記事や動画が公開されていることも特徴で、事前に記事や動画でカウンセラーのプロフィールなどを確認できます。

4つの相談方法を選べる「うららか相談室」

うららか相談室は、ビデオカウンセリング・メッセージカウンセリング・電話カウンセリング・対面カウンセリングの4つの相談方法を選べるカウンセリングサービスです。自身の性格や能力・メンタルヘルス・知人や友人関係などの悩みを、それぞれの専門家に相談することができます。

また、当日予約可能なカウンセラーも在籍していることが特徴です。

スクールカウンセリングと民間のサービスを有効活用して悩みを解決していきましょ

スクールカウンセリングの相談内容や流れ、スクールカウンセリング以外のカウンセリングサービスについて解説しました。スクールカウンセリングは、児童・生徒に限らず親も相談でき、学校内での人間関係や家庭内の悩みなど様々な悩みについて相談できます。

また、GARDENのカウンセリングサービスでは、チャット形式でカウンセリングを受けられるため、より気軽に相談することができるでしょう。まずは、スクールカウンセリングやGARDENなどのカウンセリングサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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