嫌なことから逃げる人の心理や特徴とは?克服するための5つのポイントを解説

嫌なことから逃げる人の心理や特徴とは?克服するための5つのポイントを解説|GARDEN

仕事や人間関係など、自分の思い通りにならないことは多くあります。無理すると心身を壊してしまうほど嫌なことなら、いっそのこと逃げる方が良いのかもしれません。

ただ、逃げることがあまりに多いようなら、「逃げ癖」がついていないか一度考えてみてもいいでしょう。「何事にも逃げずに立ち向かえるようになりたい」と思うなら、まずは逃げる気持ちや原因を知ることが大切です。

今回は、嫌なことから逃げる心理や共通する特徴や原因、そして逃げずに立ち向かうときのポイントを解説します。

嫌なことから逃げる心理とは?

嫌なことから逃げる心理とは?

頭では「逃げてばかりではいけない」と思っていても逃げてしまうのは、普段意識していない心理が働いているからかもしれません。自分で「なぜ逃げてしまうのか」わからないときは、次のような項目を起点にして、自分に当てはめて考えてみることも1つの方法です。

ここでは、嫌なことから逃げる心理のヒントとなる項目を解説します。

いざとなったらできると思っている

逃げ癖のある人は、とくに根拠があるわけではないのに「いざとなったらできるのだから」と自信を持っていることがあります。ところがこの言葉とは裏腹に、実際にそのような場面になるとやはり逃げてしまい、失敗に終わることが多いようです。

これは自分の言動や考えが、客観的な根拠に基づいていないことから起こりやすい現象といえます。また、そうして起きてしまう現象に対しても、「うまくいかなかったら逃げてしまえばいいから」と責任を感じることはあまりありません。

発する言葉も、無意識に自分を正当化してしまうため「でまかせ」が多くなりがちです。

面倒なことは後からやればいいと思っている

逃げ癖がある人の特徴の1つに、「面倒なことは後からやればいい」と、要領よくその場をうまくしのいで回避することがあります。これは過去に、面倒なことをうまくしのいできた経験がそうさせるのかもしれません。

ただ、このやり方に慣れてしまうと、逃げることが当たり前のようになってしまい、周囲に良い印象を持たれない可能性があります。

また、実際に後からやってうまくいった経験が多くなるほど、この傾向はますます強くなるでしょう。

そのままうまくこなし続けられるならばよいのですが、失敗してもいい訳したり、いい訳を想定しながらこなしたりするため、逃げることそのものは解消されない傾向があります。

嫌なことに関わりたくない

人によって、苦手なことや嫌なことの種類は異なります。「どうしても」という場合でなければ、嫌なことから逃げ出したくなっても不思議ではありません。

しかし、「どうしても」ではないが、状況によって関わった方が良い場合もあります。逃げ癖がついている人は、そのようなことに対しても自分に自信がなく、「自分にはできない」と考え逃げてしまいがちです。

とはいえ、関わって傷つくようなことであれば、逃げ出したくなるのはごく当然ともいえます。ただ、関わらなかったことを気に病んだり、後悔したりしないよう、適切に判断したいものです。

責任を取りたくない

失敗できない大切なことに取り組んだとき、多くの人がプレッシャーを感じ、「失敗したらどうしよう」「自分の責任だといわれたら困る」といったネガティブなことを考えがちです。

逃げ癖がついている人は、このようなプレッシャーに耐えきれず、責任を取りたくない、自分のせいだといわれたくないとばかりに逃げ出してしまうことがあります。

たとえば、会社の大きな事業のプロジェクトリーダーや部署の管理職などは、このようなプレッシャーを感じやすい立場です。嫌なことから逃げる傾向の強い人には、あまり向いていない立場なのかもしれません。

楽しいことしかしたくない

楽しいことがしたいのは、きっと誰もが願っていることでしょう。しかし、「できるだけ楽をしたい」「苦しいことはとにかくしたくない」といった真理の裏返しであれば、逃げるための理由の1つになってしまっている可能性があります。

仕事や学校、恋愛、人間関係など、私たちの生活には楽しいこと以外に、楽しくなくともやらなくてはならないことはあるものです。楽しくないからといって、やらなくてもすむようなことばかりではありません。やらなくてはならない責任から逃げてばかりでは、物事が進まないばかりか、周囲からの信頼を失うことにもなりかねません。

嫌なことから逃げる人の8つの特徴

嫌なことから逃げる人の8つの特徴

特定の心理状態があれば、誰でも嫌なことから逃げるかというと、そうとは限りません。そもそも嫌なことと感じるには個人差があります。

しかし、同じ状況に直面しても、逃げずに立ち向かう人と逃げ出す人には分かれてしまうものです。

ここでは、嫌なことに立ち向かうことから逃げてしまう人の特徴を8つ、解説します。

1.自己肯定感が低い

嫌なことから逃げる人の多くが、自己肯定感の低い傾向にあります。何かの課題に直面したとき、最初から「自分にはできない」「他の人の方がうまくできるはずだ」と感じるのはその典型です。

人間には誰にも、「初めての事態」は起こり得ます。多くの場合、経験のなさからうまくできるとは思えず、取り組むことに恐怖を感じるものですが、そこで思い切って取り組む人とそうでない人を分けるのは、自分にできると信じられるかどうかです。

自己肯定感が低いと自分を信じられず、直面する課題から逃げようとします。

2.失敗を素直に認めない

「失敗を避けたい」というのは誰しも思うもので、失敗を認めると、嫌なことそのものと向き合わなくてはなりません。

そのため失敗とは認めず、他の人や周囲の状況など自分以外の何かに原因があるようにいい訳し、問題をうやむやにしようとする傾向があります。

なかには、単に失敗したことによって自分が傷つきたくない、他の人に自分の弱みを見られたくないというプライドが関係している場合もあるようです。

3.自分自身に甘い

嫌なことから逃げる人には、自分自身に甘いという傾向があります。目の前の課題が乗り越えられそうかどうかに関係なく楽な道を選びがちなため、それによって得られるはずの達成感や充実感にもあまり興味がもてないことも特徴です。

とにかくやりたいことを我慢することや、高い目標に向かって努力することが苦手なため、難しい課題に対して「どうやれば乗り越えられるか」「何か乗り越える方法がないか」と、食い下がってまで挑戦する意欲が低いようです。

まだ見たことのない目標を達成するより、今の状態からできるだけ無理せず、ストレスを感じないで済むことを重視する傾向があります。

4.飽き性

何事に対しても飽き性であることも、逃げ癖がついている人の特徴の1つです。嫌なことから逃げ出しても、たどり着いた先での経験から学び、そこから道が開ける可能性は十分あります。

しかし、何か1つのことを突き詰めて研究する側面が強いジャンルにおいて飽き性は、成長の機会や物事の本質を理解する妨げとなってしまうかもしれません。

このようなジャンルでは、途方に暮れてしまうような難題に取り組まなくてはならないこともあり得ます。飽き性だと乗り越えた先の達成感を味わえないため、困難を乗り越えようとする努力を途中で簡単に諦めてしまう傾向にあるでしょう。

5.向上心がない

逃げ癖のある人は、「いざとなったらできる」「失敗しても、言い逃れをすればいい」と考え、「なんとかしなければ」といった危機感や、「どうすればできるだろうか」といった向上心を身につける必要がないと判断していることも多いようです。

そうすると、確固たるスキルが身につくことがないため、同じような課題を目の当たりにしても解決はできません。するとこれまでと同じように、嫌なことから逃げるという悪循環に陥ってしまいがちです。

6.面倒くさがり

嫌なことから逃げがちな人は、面倒くさがりな特徴を持っています。嫌なことや困難なことから目をそらし、なるべく向き合わないようにする傾向にあるようです。

さらに問題なのは、課題から逃げることを繰り返す度に面倒ごとが増えてしまうことです。課題には、解決を先延ばしにすることで余計な手間が増える、課題がより深刻になるなど解決がより面倒になる場合があります。

より面倒になった課題を目の前に、嫌なことから逃げがちな人はより困難を強いられることになるでしょう。

7.その場しのぎが得意

嫌なことから逃げ出したくても、誰もが逃げ出せるとは限りません。逃げ出すにも一定のスキルや経験が必要です。その点、嫌なことから逃げられる人はおおむね、その場しのぎが得意で「とりあえずその場を収める」だけのスキルを持っているといえます。

嫌なことから何回もうまく逃げられると「うまく逃げるスキル」が身につき、逃れるごとにその場のしのぎ方にもバリエーションが増え、よりうまく逃げられるようになっていきます。

8.ストレスに弱い

逃げ癖のある人は、一般的な基準よりストレスに弱い傾向があります。通常なら家庭や学校、社会の中で生きていくに従って一定のストレスにさらされ、ある程度の耐性は身につくかもしれません。

しかし、もともとストレスに弱いと「すぐにでも逃げ出したい」と思っても不思議ではないでしょう。

ストレス耐性をつけようと努力すれば別ですが、弱さにさえ気づかずにいるとそのまま社会に出てしまう可能性があります。社会のさまざまな場面で、周囲が理解できないような逃げ出し方をしてしまうかもしれません。

嫌なことから逃げてしまう原因

嫌なことから逃げてしまう原因

人間誰しも、嫌なことからはできるだけ遠ざかりたいと考えるものですが、実際に逃げてしまうまでには至らず踏みとどまることが多いでしょう。では、踏みとどまる人と逃げてしまう人にはどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、嫌なことから逃げてしまう原因について詳しく考えます。

過保護な環境で育った

嫌なことから逃げ出しても責められず、誰かが代わりにやってくれるような過保護な環境で育てられてきたという人もいます。

たとえば、幼い頃に自分の気持ちをすべて汲んでくれる大人がいたら、嫌なことをしなくてはならない状況は発生しません。周囲の大人が代わりにやってくれるためです。場合によっては本人が、誰かが代わりにやってくれたことに気づいていない可能性もあります。

「嫌なことはやらなくてもいい」という自覚さえなく、嫌なことはやらない、嫌なことからは逃げるという認識が強くなったとしても仕方ないかもしれません。

人に甘えてきた経験がある

過保護な環境に置かれる時期は、幼少期に限ったことではありません。たとえば学生時代、恋人や友人が優しく気遣ってくれる人で、自分が失敗するとかばってくれたり、手助けしてくれたりしてきたら、同じように嫌なことに向き合う経験は少なくなるでしょう。

また、職場環境においてこの役割を果たすのが、上司や先輩、頼りになる同僚や後輩などです。とくに始めて間もない仕事は、不慣れなこともあってうまくこなせずに失敗することもあります。

そのときこちらから「助けて」といわなくても、誰かが助けてくれる環境なら、やはり「嫌なことは自分がやらなくてもなんとかなる」という価値観になることも考えられます。

なかには、これまでの経験から何の疑問も持たず、ただ「嫌なことは誰かがやってくれるものだ」と信じ、「人に甘えている」という自覚がない場合もあるようです。

逃げることに慣れてしまっている

これまで嫌なことから逃げることが多かった、逃げてもとくに問題はなかったという経験が多ければ、そもそも嫌なことに正面から取り組んだ経験は少ないかもしれません。

嫌なことがあるたびに逃げてきたため、逃げることに慣れてしまい、それが当たり前のように感じられます。

嫌なことから逃げると、課題から解放されたという快感にも似た感覚を味わうこともあります。その感覚を何度も繰り返し味わっていれば、むしろ逃げる方が自然に感じるかもしれません。

完璧主義な性格である

完璧主義な性格も、嫌なことから逃げる原因になることがあります。完璧主義の人は、何事も完璧にこなしたいと考えるものです。

逆にいえば、ミスや失敗の可能性があれば、むしろやらない方がよい、逃げ出しても構わないというような考えを持っている人も多いといえます。

完璧主義の人が、嫌なことから逃げ出したくなるのは単なる好き嫌いではなく、「完璧にできないことが嫌だから」といえるでしょう。失敗することはもちろん、失敗した結果評価が下がったり、恥ずかしい思いをしたりといったことを恐れているのかもしれません。

承認欲求が強い

承認欲求とは、自分を「誰かに認めてもらいたい」「価値をわかって欲しい」という欲求のことです。

承認欲求そのものは、認めてもらうために技術を磨いたり勉強したりといった努力のモチベーションとなる場合もある、人間のごく自然な心理です。

ただ問題となるのは、承認欲求が強く、努力しているにもかかわらず一向に報われない状況が続いた場合です。「結果が出ないので認めてもらえない」と考えて努力することをやめ、嫌なことから逃げるようになります。

強すぎる承認欲求は自信喪失につながり、逃げ癖の原因となってしまうこともあるかもしれません。

失敗することを恐れている

逃げ癖がある人の特徴の1つが、「できる限り失敗はしたくない」という心理です。過去に自分が失敗してひどく責められたり恥ずかしい思いをしたりしたり、他人の失敗の様子を見て「あのようになりたくない」と失敗への恐怖が強くなったなどがあり得ます。

失敗への恐怖が強すぎると、わずかな失敗の可能性がある課題からも逃げるようになり、徐々に新しいことや難しいことへの挑戦すら考えなくなる可能性もあります。

逃げ癖が原因で起こる問題

逃げ癖が原因で起こる問題

嫌なことから逃げる癖がついてしまうと、実際の生活にも次のような問題が発生する可能性があります。

  • 周囲の自分に対する評価が下がる
  • 周りの人たちと信頼関係が作りにくくなる
  • さまざまなことを長続きできなくなる
  • 自分のことが嫌になってしまう など

たとえば仕事で、経験したことがないことを上司から命じられた場合です。逃げる癖がついていると、例え簡単なことでも「経験がないから」、「自信がないから」といってしなくてすむよう断ってしまうでしょう。

それでも上司が食い下がると、次は自分がしなくてすむよう「〇〇さんならできる」など別の人を巻き込んだり、最後は怒りだしたり泣きだしたりするかもしれません。

上司の中には、このような態度を「やる気がない」ととらえる場合もあるでしょう。仕事では信頼関係が大切です。この件以降、上司から信頼されなくなる可能性があります。

また巻き込まれた「〇〇さん」が、嫌な仕事を押し付けられたと思ってしまえば、同じような目にあった周囲の人たちからは信頼が得られず、孤立してしまうかもしれません。

信頼してくれる人がいなくなり、周囲から孤立するのはつらいものです。徐々に仕事がしづらくなり、やがては仕事自体が「嫌なこと」になって逃げ出しても不思議ではありません。

このような一連の流れがプライベートでも起これば、さまざまなことが長続きできず、自己嫌悪に陥る可能性もあります。

嫌なことから逃げるという行為には「自分を守る」意味もありますが、それによって周囲に迷惑をかけてしまうのは避けたいところです。

すぐにとはいかなくても、少しずつでも嫌なことにしっかり取り組めるようになる方が、結果として自分を守ることになるのかもしれません。

嫌なことから逃げずに立ち向かうための5つのポイント

嫌なことから逃げずに立ち向かうための5つのポイント

嫌なことから逃げる癖を改善するには、自分をよく観察し、原因に応じた方法を選ぶことが大切です。

ここでは、嫌なことから逃げずに立ち向かうようになるためのポイントを5つ解説します。

1.最悪の状況をイメージする

失敗を恐れる理由は、失敗自体に対する嫌悪感やくやしさ、恥ずかしさといった感情もあるでしょうが、これはあくまで想像に過ぎません。本当に怖いのは、失敗によって、どのような状況が現実に起きるかが「わからない」ことだといえるかもしれません。

そこで嫌なことが起こったとき、起こり得る最悪の状況を整理してイメージすると、「わからない」状況が少し「わかる」に変わるため、恐ろしさを少し和らげられる可能性があります。

これは嫌なことに対して逃げると即決するのではなく、一度立ち止まって冷静になるためのステップです。

2.手段を明確にする

嫌なことや苦手なことは始めるだけでも大変ですが、その後続けることにも強いストレスを感じるでしょう。そのようなときは少し視点を変えて、目的までの手段を明確にするとストレスが和らぐかもしれません。

たとえば、100万円を貯める場合、貯金箱に貯めるのか預金口座に貯めていくのか、月2万円を50か月かけて貯めるのかボーナスごとに10万円ずつを5年で貯めるのかを決めると、やるべきことが具体的で現実味を帯びてくるため、実現の可能性を判断できます。

このとき自分にあった手段を選択することで、「できない」と感じたことを「できる」ように調整ができ、逃げずに取り組みやすくなるでしょう。

3.目標設定を低くする

嫌なことから逃げたくなるのは、目標設定が高すぎるためかもしれません。そのときは目標設定を下げ、達成できそうなレベルまで低く設定すると逃げずに取り組みやすくなります。

たとえば、先の100万円貯金でいえば、100万円という目標金額を70万円や50万円に変えるようなことです。

まずは逃げたくなるような嫌なことを、逃げずにすむように変えることが先決です。やり始めて「やはり難しい」と感じたら、また調整すればできるようになるでしょう。

できないことばかりを考えても仕方ないため、目標設定を低くして、これまでできないと思っていたことをできるように調整することが大切です。

4.面倒なことは後回しにしない癖をつける

逃げ癖のある人は、何かを始める前に「失敗するかもしれない」「できなかったらどういえばいいだろう」などと、余計なことを考えがちです。これから嫌なことにも逃げずに立ち向かおうと思うなら、考える前にまず始めてしまうという方法があります。

ことわざに「習うより慣れろ」とある通り、始める前にあれこれ悩むより、実際に取り組み始めたからこそわかることは多く、もしかすると「おもしろい」と感じるかもしれません。

どうしてもやらなくてはならないことなら、後回しにすればするほど億劫になる可能性は十分あります。それならば後回しにせず、思い立ったらまず始めて、終わらせた方が安心できるでしょう。

5.成功体験を積み重ねる

嫌なことから逃げる癖は、我慢して努力しても報われなかった、結局うまくいかずに悔しい思いをしたなど、いわゆる失敗体験が原因となることも多いようです。失敗は繰り返すほど自信を失い、「自分にはできない」と感じる理由になってしまいます。

そのため、嫌なことにも立ち向かえるようになるには、まず成功の体験を積み重ねることが重要です。ここでの目標は「成功すること」であるため、課題は確実に成功できるくらいの小さなものから始めます。

小さな目標でも、達成すれば「自分にもできる」という自信になり、積み重ねていけばより大きな課題に挑戦することもできるかもしれません。

逃げることは悪いことではない!嫌なことから逃げるときに注意すべきこと

逃げることは悪いことではない!嫌なことから逃げるときに注意すべきこと

「どう考えてもできない」と感じるほど、到底達成できない難しい課題が立ちはだかることもあります。そして、逃げること自体は悪いことではありません。

とはいえ、逃げるという行為自体に、どこか引け目を感じることもあるかもしれません。ここでは、嫌なことから逃げるときに注意したいポイントを解説します。

自分を責めない

目の前の嫌なことに我慢できず、結局逃げてしまったとしても自分を責めることはありません。もしかすると自分の努力が足りなかった、甘えていたなどと後悔や反省するかもしれませんが、自分なりにがんばったのであれば、自分をしっかり認めることも大切です。

後悔や反省から「次はこうしよう」という目標が生まれたら、覚えておくと次の機会に活かせます。

いきなり投げ出さない

嫌なことから逃げ出すことは悪くないとはいえ、しっかり考える前に投げ出してしまっては、自分が本当にできないのかどうかが判断できません。逃げ出すかどうかは、自分にできるかどうかを冷静に分析し、判断したあと決めることが重要です。

反射的に感覚で決めるのではなく、あくまで客観的に冷静に判断することで、逃げずに立ち向かえることも出てくるでしょう。

嫌なことから逃げてしまうときは誰かに相談してみよう!

嫌なことから逃げてしまうときは誰かに相談してみよう!

嫌なことから逃げるという行動の傾向は、自己肯定感の低さや失敗を認めたくないかたくなさ、家庭や職場などでの状況といった、さまざまな要素が結果として現れているものです。

ただあまりに逃げることが多いと、周囲から信頼されにくいため孤立しやすく、自分のやりたいこともできなくなるかもしれません。嫌なことから逃げることは、一概に悪いこととはいえませんが、逃げるべきかどうかは冷静に判断する必要があります。

逃げ癖を減らすことはできますが、自分1人だけではうまくいかずに諦めてしまうかもしれません。考え方をうまく変えるには、本当の気持ちに寄り添い、励ましてくれるような存在が必要になるかもしれません。ただすでにそのような存在がいればよいのですが、そうでなければこれから、安心して何でも相談できる相手を見つける必要があります。

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