妻にうんざりすることが多くなると、離婚を考えてしまう方もいるかもしれません。夫が妻にうんざりして離婚したいと思ってしまう主な原因は、家庭に居場所がない、妻が家事をしない、不倫をしているなどのさまざまな原因が考えられます。
本記事では、夫が妻にうんざりしてしまう原因や対処法について解説していきます。
夫が妻にうんざりして離婚したいと思う主な原因
長い結婚生活が続く夫婦関係においては、ときにうまくいかないこともあるかもしれません。夫が妻にうんざりし離婚を考える原因には、以下のようなことが挙げられます。
- 家庭に自分の居場所がない
- 会話がなくなった
- 妻が家事をしない妻が不倫をしている
- 育児方針が合わない
- 妻の束縛が激しい
- 女性として見れなくなった
- スキンシップがなくなった
- 妻がDVやモラハラをする
- 妻のお金遣いに不満
本章では、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
家庭に居場所がない
夫が妻にうんざりして離婚したいと思う主な原因として挙げられるのが、「家庭に自分の居場所がない」と感じてしまうことです。
結婚後に妻が夫に対して冷たくなってしまうことは、共同生活を長く送っていくと仕方のないことなのかもしれません。結婚当初は妻もやさしく接してくれますが、些細なことの積み重なり、夫に対してきつい言葉を使ってしまったり、怒ってしまったりすることもあるかもしれません。
一方で夫は、家庭で癒しを求める傾向にあります。とくに仕事で疲れている場合は、妻からの理解とやさしさを期待していることが多いようです。
そのため妻から冷たい態度をとられてしまうと、夫は家庭で癒しを得られず、家庭内での居心地の悪さを感じ、居場所がないと思ってしまうかもしれません。
会話がなくなった
そもそも、会話(コミュニケーション)が減ったことも原因の1つと考えられます。
夫婦関係において、円満度と会話時間には密接な関係があるといわれています。あるアンケート調査によると、平日の平均的な会話時間において、円満な家庭では113分、円満でない家庭では40分であることが明らかになっています。
休日の場合の会話時間についても、円満な家庭では平均297分、円満でない家庭では101分程度という結果が出ています。つまり円満な家庭と円満でない家庭とでは、夫婦の会話時間において、3倍近い差があることがわかります。
不仲だから会話が減ったのか、会話が減ったから不仲になってしまったのかは家庭によるところですが、会話がなくなったことがきっかけとなることもあるようです。
妻が家事をしない
妻が家事をしてくれないというのも、夫がうんざりしてしまう理由のひとつとして考えられます。とくに妻が専業主婦をしていて家事をしない場合、仕事から帰ってから夫が自分で家事をすることで、疲れ果ててしまうこともあるかもしれません。
共働きであれば、家事を分担することもありますが、妻が全く家のことを手伝わない場合、夫は大きな負担を抱えることになり、不満やストレスがたまってしまう場合があります。
いくら夫婦が円満であってもその疲れは蓄積されていき、大きなストレスになります。ストレスが蓄積された夫は、結婚生活に意義を見出せなくなってしまい、離婚を考えることもあるかもしれません。
妻が不倫をしている
夫が家族のために働いたり愛情を注いできたりしたにもかかわらず、妻が他の男性と不倫していることは、裏切り行為と見なされても仕方ないかもしれません。もしも妻が不倫していることに気づけば、夫は心を痛め、妻に対して怒りや悲しみを感じることでしょう。
このような状況では、夫は妻に対する信頼や尊敬が失われ離婚したいと考えるきっかけになるかもしれません。また、不倫をしてしまった妻を許せない気持ちはなかなか消えることがなく、関係を修復するのは難しい場合もあるでしょう。
育児方針が合わない
夫婦が子育てについて異なる意見を持つことは、どの家庭でも起こり得ることです。しかし、育児方針について大きな違いがあったり、妻が一方的に判断を下してすべて決めてしまったりする場合は、不満を感じてしまうかもしれません。
育児は長期間にわたるものであるため、このような不満は徐々にたまっていきます。時間が経つにつれて夫が妻にうんざりし、離婚を考えるようになる場合もあるかもしれません。
妻の束縛が激しい
妻の束縛が激しい場合、夫がうんざりして離婚を考える原因となる場合があります。たとえば、妻が頻繁に夫の居場所を確認したり、夫の人付き合いを制限したりすることがあります。
また、束縛されるほど自分が信頼されていないような気持ちになってしまうため、妻に対するネガティブな感情が増えてしまうこともあるかもしれません。夫が長期的にこのような状況に耐えられない場合、離婚を考えることもあるようです。
女性として見れなくなった
妻にうんざりしてしまう原因として、妻を女性として見れなくなったというケースがあります。
妻を女性として見れなくなってしまう理由は、子どもが生まれたことがきっかけになったり、普段の距離が近すぎて友達のような関係になったりと様々な場合があります。
一度、女性として見れなくなってしまうと夫婦の関係を持つことが難しく、お互いにとってつらい状態になってしまう場合があります。
スキンシップがなくなった
スキンシップの減少が離婚の原因になってしまうこともあるようです。夫婦間での触れ合いが減ることで、妻に対する愛情が減退し、夫もうんざりして離婚につながることもあるようです。
夫が妻に対して魅力を感じなくなり、スキンシップを求めなくなる場合のほかに、妻が夫との触れ合いを避けるといったケースもあるようです。
とくに出産後は、夫婦間のスキンシップが減少する傾向があります。妻に何度もスキンシップを拒否されたり、応じてもらえても妻が無関心な様子であったりすると、夫はうんざりして気持ちが離れてしまうのかもしれません。
妻がDVやモラハラをする
妻からのDVやモラハラが原因で、離婚を考えるケースも存在します。暴力や暴言を受け続けることで大きなストレスを抱えてしまい、離婚を考えることもあるようです。
自分が我慢していれば、妻のイライラや怒りは収まるだろうと思っていても、徐々に暴力や暴言がエスカレートしてしまうケースもあるため、さらに精神的に追い詰められてしまうこともあります。
妻のお金遣いに不満がある
妻が自分の趣味や美容、友達とのランチなどにお金を使うこともあるかもしれません。むしろ夫婦として、時には相手を労う気持ちで送り出すことも大切です。しかし、その出費が家計を圧迫するまでになると、夫は妻が家計のことを考えているのかと不満を抱いてしまうことがあります。
夫婦で話し合い、少し節約することや控えることを提案しても、「あなたの収入が低いせいだ」と嫌みをいわれることもあるかもしれません。
そのような状況では、夫婦関係は悪化する一方です。
妻にうんざりしているけど離婚できない4つの理由とは?
妻に不満があるものの、夫が離婚を躊躇っている理由として多いものは、子供やお金、親の介護、世間体などが挙げられます。
結婚生活を長く送っていれば、離婚を一度は考えたことがあるかもしれません。しかし、上記のような壁や障害が立ちはだかり、簡単に乗り越えることはできなくなっているのかもしれません。
本章では、離婚に踏み切れない4つの理由を、それぞれ解説していきます。
1.子供
離婚を望む夫が離婚を踏みとどまる理由の1つが、子供と離れたくないということです。一般的に子供の親権獲得は母親が有利と言われているため、離婚=子供と離れてしまうことだと断念している場合があるようです。
離婚する場合、子供が妻と生活していけるか、十分な時間を子供と過ごせるのかなど、心配することは多くあります。
2.お金
妻と離婚する場合、金銭的な問題が大きな不安要素となります。離婚をするとき、夫婦の財産は財産分与を行うことが基本とされています。財産分与とは、夫婦が婚姻期間中に築いた財産を、離婚の際に分配することを指します。
財産分与では、夫婦が協力して築いた財産を公平に分配されますが、夫だけが労働して財産を築いてきた場合は、不公平に感じることがあるでしょう。また親権を妻が持つ場合は、夫が養育費の支払いが必要になることもあります。
このように離婚による金銭的な不安から、離婚に踏み切れないという場合もあるかもしれません。
3.親の介護
夫側の親の介護があることから、離婚をためらっているケースも多くあります。将来的に親の介護が必要になることを考えると、協力してくれる方は一人でも多いほうが望ましいためです。
介護は体力だけでなく、時間も必要となるため、協力してくれる人がいないと仕事を減らさなければならないこともあります。
このように将来のことを考えて、離婚に踏み切れないと思うこともあるようです。
4.世間体
結婚式ではプライベートやオフィシャルな関係も含めて、多くの方から祝福されます。そのため、離婚すると周囲に告げることが、世間体を考えて難しいと感じてしまう夫もいるようです。
近年は離婚する夫婦も珍しくないものの、やはり職場などで注目されてしまう場合もあります。離婚の原因によっては、周囲の目を意識してしまうかもしれません。
妻にうんざりしたときの対処方法
妻にうんざりしてしまったときの対処方法には、以下7点が挙げられます。
- 将来どうなりたいかを整理する
- 二人で話し合う
- 妻に感謝を伝える
- 別居を検討する
- 家族以外のコミュニティーを強化する
- カウンセリングを受ける
- 妻との問題を解決する
それぞれの対処方法について解説します。
将来どうなりたいかを整理する
これまで、妻の嫌いなところばかり目について、あなたの気持ちは冷めてしまったのかもしれません。しかし、不満なところばかりを考えるのではなく、今後を見越して「妻とどのような関係になりたいのか」という点を考えてみるのもひとつの手段です。
嫌いな妻に期待することをやめ、同居人のように無関心になる選択もありますが、夫婦関係を回復していくには、妻と将来について話し合うことも有効です。
妻と将来的にどう過ごしたいのかを以下のように考えてみるのも方法のひとつです。
- 嫌いな妻と、どのような付き合い方をしたいのか?
- 子供を、妻とどのように育てていきたいのか?
一度自分の気持ちを整理して、妻との将来を考えていくことが大切です。
二人で話し合う
ときには夫婦げんかになり、妻との会話が険悪になってしまうこともあるかもしれません。そのようなときには、お互いに本音で話し合うことも大切かもしれません。
二人で話し合うときには以下の点に気をつけることで落ち着いて話せる場合があります。
- 最初に目的を伝える
- 妻が怒っても諦めない
- 妻の主張を、一旦受け入れてみる
- 感謝の気持ちは言葉にして伝える
妻と話し合いをする場合は、まず 「今後も仲良くしていきたい」「これからこのような関係をつくっていきたい」など、自分の気持ちを伝えることで、話し合いの目的を明確にします。話し合いの過程で妻が怒っても諦めず、やさしく、冷静に接することが有効と言われています。
妻の主張をすぐに否定するのではなく、受け入れる姿勢を見せることで、自分の主張も伝えやすくなるかもしれません。
妻に感謝を伝える
夫婦の間で相手に嫌いな気持ちが生まれることはありますが、そのようなときは妻の好きな点を思い出してみるのも1つの選択肢です。
好きな点を思い浮かべたら、その気持ちを素直に言葉で妻に伝えてみます。たとえ小さなことでも感謝することで、お互い前向きな気持ちになるかもしれません。
そのうえで幸せな家庭をつくりたいという思いを伝え、お互いを認め合うことが大切だと話し合うことが有効と言われています。感謝の気持ちを伝える数が増えれば、嫌いな気持ちも薄れていくかもしれません。
別居を検討する
どうしても妻にうんざりしてしまって、なかなかポジティブに考えられない場合は、別居を検討するのもひとつの方法です。物理的に距離を置くことで、自分の気持ちに整理がつけられたり、相手のことを冷静に考えることができる場合があります。
また妻も別居をすることで、気持ちの整理をつけられるだけでなく、自身の行動を見つめ直すきっかけになる場合があるようです。
ただし、別居期間が長引いてしまうと夫婦としての重要性が薄れてしまう場合もあるため、そのまま離婚につながってしまうケースもあるようです。
家族以外のコミュニティーを強化する
毎日仕事と家の往復で、自分のコミュニティーが家族と仕事だけになっていると感じる方もいるかもしれません。リモートワークで家から出ることが少なくなっているため、ますますそう感じる方も増えているようです。
しかし、家族と仕事だけになってしまうと、パートナーの嫌な一面に目がいってしまい些細なことでもイライラしてしまうこともあるかもしれません。そのようなときは、夢中になれる趣味やストレス解消法を見つけて、家族以外の繋がりを持ってみるのもよいかもしれません。
家庭とは異なる生活環境に居場所を増やすことで気分転換にもなり、リフレッシュできるかもしれません。気持ちに余裕を持って過ごすことで、妻との関係もより良好になるかもしれません。
カウンセリングを受ける
妻に対する嫌な気持ちをひとりで抱え込んでしまうと、そのことばかりを考えてしまい、ますます嫌な気持ちが強くなってしまう場合があります。
嫌悪感が募ってしまう前に、心の専門家であるカウンセラーに悩みを打ち明けてみることもひとつの手段です。
また第三者の意見を聞くことで、今まで気づかなかったよい夫婦関係をつくるヒントや、現在の悩みを解決するためのアイデアが得られるかもしれません。
夫婦円満を続けるためのポイント
夫婦円満を継続するポイントは、いくつかあります。すぐに実践できるものとして、以下の10個を紹介します。
- コミュニケーションの時間を増やす
- 感謝の気持ちは言葉にする
- お互いに干渉しすぎない
- スキンシップを積極的にとる
- 夫婦だけの時間をつくる
- 相手を思いやる気持ちを忘れない
- 相手の意見を受け入れようと努力する
- けんかを避けすぎない
- 相手の考えや仕事を尊重する
- 記念日をおろそかにしない
積極的にコミュニケーションをとることや感謝の言葉を伝える、相手を思いやるなどは、夫婦という関係性に限らず人間関係を構築する上では大切と言えるかもしれません。夫婦だからと意識するのではなく、良好な人間関係を育むという気持ちで身構えずに行うことが有効かもしれません。
妻にうんざりしたらまずはカウンセラーに相談してみよう!
夫が妻にうんざりして離婚したいと思う原因をはじめ、離婚できない4つの理由や対処方法を解説しました。
夫が妻にうんざりして離婚を考えてしまう原因は、家庭に居場所がない、会話がなくなった、妻が家事をしない、不倫をしている、育児方針が合わない、妻の束縛が激しいなどが挙げられます。
また、夫が妻にうんざりしたときの対処法もあります。自分たちではどうにもならない場合は、カウンセリングを受けるといった手段もあるため、ひとりで抱え込まず信頼のおける友人や心の専門家であるカウンセラーに相談することもよいかもしれません。
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