自分がわからない原因とは?本当の自分がわからなくなったときの7つの対処法

自分がわからない原因とは?本当の自分がわからなくなったときの7つの対処法|GARDEN

日々仕事や家事に追われるなか、ふとした瞬間に本当の自分がわからなくなることがあるかもしれません。このような心境から抜け出すには、心理状態や原因を知ることが重要だと言われています。今回は、自分がわからない心理状態や主な原因、対処法について解説します。

自分がわからないときの心理状態とは?

自分がわからないときの心理状態とは?

自分がわからないときは、次のような心理状態にあることが考えられます。

  • 将来なりたい姿や目標がわからない
  • 自分自身の感情を受け入れるのが怖い
  • 失敗が怖い
  • 何をしても楽しくない

それぞれの心理状態について詳しく解説します。

将来なりたい姿や目標がわからない

自分がわからなくなるのは、将来なりたい姿や目標が明確に定まらないときに陥りやすい心理状態だと言われています。過去の自分まで疑いはじめ、「今まで自分は何をしていたんだろう……」と、悲観的に考えてしまうこともあるようです。

進みたい方向が見えないと単調な毎日になり、日々のモチベーションも下がることがあります。また、自己肯定感が低い人の場合は、夢や目標を掲げる前から「自分にはできるはずがない」と否定的に考えるため、自分を見失うことがあるようです。

自分自身の感情を受け入れるのが怖い

自分がわからなくなるのは、自分の感情を受け入れるのが怖いと感じていることが考えられます。嬉しい、楽しいなどのポジティブな感情は、受け入れやすい傾向がありますが、怒りや悲しみ、不安などネガティブな感情は素直に受け入れられない人がいるようです。

ネガティブな感情は、理想の自分と現実の自分とのギャップから生まれると言われています。現実の自分を受け入れられないことが、自分を見失う原因になることがあるようです。自分がわからない心理状態から抜け出すには、ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな面も含めて自分の感情を受け入れてあげることが必要かもしれません。

失敗が怖い

自分がわからなくなる心理状態として、失敗を恐れていることが考えられます。とくに、プライドが高く自分に自信がある人が陥りやすいようです。プライドが高いがゆえ、失敗したときに自分を受け入れられず、落ち込んだ状態から抜け出せなくなる人もいます。

また、実際に失敗したときの自分や達成できない自分を認められない人もいるようです。他者より優れている自信はあるものの、失敗することを恐れて挑戦できないことがあります。「挑戦したいけどできない……」という複雑な心理状態で、自分がわからなくなるようです。

何をしても楽しくない

自分がわからなくなるときは、何をしても楽しくない心理状態になることがあるようです。楽しくないのは気分が落ち込んでおり、感情が動きづらい状態にあることが考えられます。感情が動かないため、「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな感情が生まれにくくなるようです。

たとえば、仲の良い友達と出かけても、感情が動かず楽しめないことがあります。むしろ、充実した毎日を過ごす友達に対して「私の人生とまったく違う……」と考えてしまい、より気分が落ち込んでしまうこともあるようです。

自分がわからないと感じる主な原因

自分がわからないと感じる主な原因

自分がわからないと感じる主な原因には、次のようなものが挙げられます。

  • 自分に自信がない
  • 周囲に合わせ過ぎる
  • 物事を考えすぎてしまう
  • 自分に厳しすぎる
  • 周囲の人に依存してしまう
  • 夢中になれるものがない
  • 抱えているストレスが多い
  • 病気やHSPの可能性

それぞれの原因について詳しく解説します。

自分に自信がない

自分がわからない人は、自分に自信がないことが考えられます。自信がない人は自分の悪い部分ばかり目に付いてしまい、長所を思い浮かべられないことがあるようです。結果的に、自分がどのような人間なのかわからなくなることがあります。

自分に自信がないのは、幼少期の成功体験が少ないことが原因だと言われています。たとえば、両親から褒められた経験がなかったり、同世代の子どもと常に比較されたりすることが影響しているようです。自分自身を肯定的に見られないからこそ、理想の自分をイメージできず、自分がわからなくなることがあります。

周囲に合わせ過ぎる

自分がわからない人は、周りに気を遣いすぎることがあるようです。場の空気を壊さないように、常に周囲に意見を合わせて良好な人間関係を築こうとする特徴があります。あえて自分の意見は言わないことが、円滑なコミュニケーションにつながることもあるかもしれません。

しかし、自分の意見を押し殺したり相手の要望ばかり受け入れたりすると、自分の本当の気持ちを知る機会がなくなることがあります。いざ周りから「あなたはどう思う?」「これはどうすればいいかな?」と意見を求められると、うまく答えることができなくなるようです。

物事を考えすぎてしまう

自分がわからない人は、物事を考えすぎてしまうことがあります。行動を起こす前から深く考えすぎてしまい、自分の本心がわからなくなるようです。たとえば、新しいことに挑戦したくても損得を考えすぎてしまい、結局行動に移せなくなることがあります。

物事を考えすぎてしまう人は、心配性な特徴も併せもちます。失敗しないために先回りして考えるため、不安や緊張状態が続いてネガティブ思考に陥ることがあります。考えているうちに「私はどうしたいんだろう……」と本来の目的を見失い、自分がわからなくなることがあるようです。

自分に厳しすぎる

自分がわからない人は、自分に厳しすぎる特徴があります。自分に厳しすぎる人は、真面目で完璧主義な一面があり、仕事も恋愛も妥協しない傾向があるようです。また、自分で決めたことは最後までやり通さないと気が済まず、成果を出すために全力を尽くそうとします。仕事で高い評価を得て、一目置かれる存在になることもあります。

しかし、自分に厳しすぎる人は、自分の考え方や価値観を周りに押し付けてしまう人もいます。周りとの人間関係に影響が出て、職場で孤立してしまうこともあるようです。あとから「自分の行動は正しかったのか……」と悩み、自分がわからなくなることがあります。

周囲の人に依存してしまう

自分がわからない人は、周りに依存してしまう傾向があります。依存してしまうのは、自分の中に軸となる判断基準がないことが原因のひとつに考えられます。自己肯定感が低く自信がない人もいるため、「自分の判断は信用できない」と考えて人に意見を求めるようです。

また、依存傾向にある人は、その場の空気を読んだり他人の意見に合わせたりする癖が付いており、何を決めるにも人に相談してしまうことがあります。すべての判断を他人に委ねてしまうため、結果的に自分の本音を見失うことがあるようです。

夢中になれるものがない

自分がわからない人は、夢中になれるものがないことが考えられます。仕事や恋愛など人生において実現したいものが明確にあれば、モチベーション高く毎日を過ごせるかもしれません。しかし、夢中になれるものがないと行動指針が曖昧になることがあります。

行動しないまま時間だけが過ぎるため、何も成長していない自分を責めてしまうこともあるようです。ネガティブ思考に陥り、気持ちが暗くなることもあります。夢中になれるものがないときは、興味があるものから順番に試してみるのが良いかもしれません。

抱えているストレスが多い

職場での人間関係でトラブルを抱えていたり、多忙で自分の時間を作れなかったりなど、人は過度なストレスを抱え続けると自分がわからなくなることがあるようです。とくに、仕事が忙しくて職場と自宅を往復するだけの毎日を過ごしている場合は、自分は何のために生きているのか、人生の目的を見失うことがあります。

また、精神的に追い詰められると、自分のことを考える時間や心の余裕がなくなることがあります。自分の内面に向き合わないため、本音がわからなくなるようです。無自覚のままストレスが蓄積されている場合もあるため、心の声に耳を傾けることが求められます。

病気やHSPの可能性

自分がわからなくなるときは、うつ病などの病気やHSPの可能性も考えられます。うつ病は、過度なストレスを感じるときに発症することがあるようです。うつ病になると、気分の落ち込みや無気力などの症状が現れるため、考えることが苦痛になることがあります。自分と向き合う精神的な余裕もないため、自分がわからなくなることがあるようです。

HSPは、感受性が強く敏感な気質を持って生まれた人を指します。刺激に敏感であるため、些細なことでも深く考えすぎてしまうことがあるようです。常に刺激にさらされているため、日常的にストレスを感じることもあります。他の人にはない特有の性質に、「なぜこんなに傷つきやすいんだろう……」と自分がわからなくなることがあるようです。

自分がわからないときの7つの対処法

自分がわからないときの7つの対処法

自分がわからないときの対処法には、次のようなものが挙げられます。

  • 十分な休息をとる
  • 考えていることを紙に書き出す
  • 新しいことにチャレンジする
  • さまざまな人と会う
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 周囲の人に相談してみる
  • カウンセリングを受ける

それぞれの対処法について詳しく解説します。

1.十分な休息をとる

自分がわからなくなるときは、仕事や人間関係などにストレスを抱えており、心身ともに疲れている場合があります。とくに、過度なストレスを抱えている場合は心に余裕がなくなり、ネガティブな思考に陥ることもあるようです。これでは、冷静な気持ちで自分と向き合うことが難しいかもしれません。冷静な気持ちで自分と向き合うためにも、十分な休息をとるのがおすすめです。

十分な休息がとれると、心身ともにリセットされて気持ちに余裕が持てるようになることがあります。やることに追われて睡眠不足が続いている人は、十分な睡眠時間を確保するのもひとつの方法です。時間がないからといってストレスを放置すると、心の病気に発展するおそれもあります。心身が回復するまで、しっかり休息するのが良いかもしれません。

2.考えていることを紙に書き出す

自分がわからないときは、頭の中が混乱状態になる場合があります。この混乱状態から抜け出すために、まずは頭の中を整理するのが良いかもしれません。頭の中を整理するには、今考えていることを紙に書き出す方法がおすすめです。何から書き出せば良いかわからないときは、今の感情に関連する単語を紙に書くだけで十分です。

あまり書こうと意気込まず、思いついたときに書き留める方法でも問題ありません。頭の中にある感情や思考を言語化することで、自分を知るきっかけになることがあるようです。また、内に溜まった感情を紙の上に吐き出して、気持ちが楽になる人もいます。書き出した言葉や単語から、自分がわからなくなる原因や解決の糸口が見えてくることもあるかもしれません。

3.新しいことにチャレンジする

自分がわからないときは、新しいことに挑戦するのもひとつの方法です。挑戦には失敗がつきものですが、失敗は必ずしも悪いことだけではないと言われています。失敗した経験が糧や学びとなり、人として成長できる機会を得られることがあります。挑戦に躊躇してしまう人は、失敗が悪い経験だという概念を変えることから始めるのが良いかもしれません。

失敗が悪い経験だという概念を変えられると、自分がしたいと思う気持ちだけに集中しやすくなります。損得勘定が頭に浮かばなくなり、新しい挑戦でも恐れることなく行動に移せるようです。また、挑戦することで自分の好き嫌いや合う合わないも把握できるため、自分を知る良い機会になることもあります。挑戦によって、自分自身を客観的に見つめ直せるかもしれません。

4.さまざまな人と会う

自分がわからないときは、自分と異なる考え方や価値観を持つ人に会うのがおすすめです。異なる考え方や価値観に触れることで、自分はどのような人間なのかを知ることができる良い機会になる場合があります。たとえば、職場での人間関係に疲れている場合は、社外のコミュニティに参加するのもひとつの方法です。

職場とは異なる場所に自分の居場所を作れることで、気持ちが楽になる場合があります。また、そこで知り合った人たちに、「自分はどんな人間に見える?」と質問してみるのも良いかもしれません。客観的な自分像が見えてくるため、自分の理解につながることがあります。

5.小さな成功体験を積み重ねる

自己肯定感が低い人は自信がないため、自分がわからなくなることがあります。自分の気持ちを理解するには、成功体験を積んで自信をつけることが大切です。目標は大きなものである必要はなく、少し頑張れば達成できるもので十分です。簡単な目標でも達成すると、小さな成功体験を積むことができます。

成功体験は質より量と言われており、小さな目標でも多く得たほうが自信をつけやすくなるようです。小さな成功体験を積んでいくなかで、「自分もやればできるんだ」という気持ちが高まり、少しずつ自分に自信がつくようです。難易度を少しずつ高めていけば、大きな成功体験を得られる場合もあります。

6.周囲の人に相談してみる

自分のことがわからず悩んでいるときは、信頼できる人に相談するのもひとつの方法です。たとえば、身近な存在である両親や兄弟姉妹に、自分は周りからどう見られているのか客観的な意見を聞いてみるのが良いかもしれません。自分ではネガティブに捉えていたことでも、周りからはポジティブな意見が出てくる場合もあります。

自分のことを深く理解できるうえに、自信を取り戻すきっかけになることもあるようです。新たな自分の魅力を知ることができることもあるため、気持ちがポジティブになれるかもしれません。また、ストレスが多い人は、悩みを聞いてもらうのもおすすめです。話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になるため、気分転換になるでしょう。

7.カウンセリングを受ける

自分の気持ちを理解するには、自分と向き合うことが求められます。しかし、自分がわからなくなる原因に幼少期の体験が影響している場合、つらい過去と向き合わなければいけないこともあります。正面から過去の自分と向き合うことで、心に負担がかかることもあるようです。

いきなり自分と向き合うのは怖いと感じるときは、カウンセリングを受けるのがおすすめです。カウンセラーとの対話を通して頭の中が整理され、自分がわからなくなる原因が見つかることがあります。第三者だからこそ悩みを素直に打ち明けられ、心が楽になったと感じる人もいるようです。

自分がわからなくなったらカウンセラーに相談してみよう!

自分がわからなくなったらカウンセラーに相談してみよう!

自分に自信がなかったり物事を深く考えたり、ストレスを抱えていたりする人は、自分の気持ちがわからなくなることがあります。とくに、過度なストレスを抱えている人は、その状態を放置すると心の病気に発展することがあるようです。自分がわからないときは、感情を紙に書き出したり人に相談したりして、自分はどのような人物なのか知ることが重要だと言われています。

しかし、自分と正面から向き合うのが怖いと感じる人もいるかもしれません。このような場合は、カウンセラーに相談するのもひとつの方法です。カウンセラーとの対話を通して頭の中が整理され、自分がわからなくなる原因が見つかることがあります。話をするだけで心が軽くなることもあるため、カウンセリングが気分転換になることも期待できます。

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